『松浦武四郎大台紀行集』を読む
稿本『乙酉紀行」、『丙戌前記」、『丁亥前記』
 
松浦武四郎は明治18、19、20年の3回、大台ヶ原に登り、その記録を『乙酉掌記』、『丙戌前記』、『丁亥前記』と題して発刊しました。刊行されたものは現在入手困難ですが、吉田武三編『松浦武四郎紀行集 中』に収録されているので読む事ができます。
一方、これら刊本とは別に稿本『乙酉紀行』、『丙戌前記』、『丁亥前記』が残されています。長く東京松浦家に蔵され、国立史料館寄託を経て現在は松浦武四郎記念館所蔵となっています。稿本は刊本の原稿で大略は同じですが、より詳細で、細部で食い違う所があります。2003年に松浦武四郎記念館から、松浦孫太解読・佐藤貞夫編集のものを合冊で『松浦武四郎大台紀行集』と題して発行しました。記念館に問い合わせれば入手可能です。
2008年12月、『松浦武四郎大台紀行集』にもとづき、「松浦武四郎と大台ヶ原」という講演会を催しましたので、その配布資料をここに再録します。結論的に言いたかったことは、武四郎の大台ヶ原登山の目的は一般に言われている「開拓・開発」ではなく、「開路・開山」であったということです。

稿本『乙酉紀行』、『丙戌前記』、『丁亥前記』解読本

発行:2003年3月20日 松浦武四郎記念館
著者:松浦武四郎
解読:松浦孫太
編集:佐藤貞夫

詳しくは松浦武四郎記念館までお問合せください。0598-56-6847
 

2008.12.15UP

このWebページはサイト『松浦武四郎案内処』に掲載されていたものです、管理者で著者の佐藤貞夫氏より許可を得て転載しています。ページ中には、松浦武四郎記念館所蔵の稿本に関連する画像が含まれていますが、同館より掲載の許可を得ています。

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