実利行者の足跡めぐり

熊野那智大社

和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字那智山  2007年11月11日
実利行者が修行した時代の那智山は、江戸時代後期の紀州藩による神仏分離政策により衰退し、さらに明治元年(1868)の神仏分離令により衰退が決定的となったようです。神仏習合の霊地として信仰されていた那智山でしたが、この神仏分離令によって神仏習合の信仰形態も廃止されました。那智権現と呼ばれていた熊野那智大社は明治4年(1871)仏教、修験道を排した神社となり、那智神社、熊野夫須美神社、熊野那智神社と改称を重ね、昭和38年(1963)に熊野那智大社と改称して現在に至る。本堂の如意輪堂は廃仏毀釈による取り壊しを免れ、明治7年(1874)神社から独立し、青岸渡寺として再興されました。

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熊野の歴史や文化、観光について広範に紹介されている『み熊野ねっと』というサイトがあります。サイト中の熊野那智大社のページには、熊野那智大社、那智大滝、那智山青岸渡寺について興味深い記述があります。








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